ワーホリ 10ヶ月目 ポンコツリフト4人旅 パースから北上エクスマウスへ【前編】
暦は、4月となりました。パースは、少しづつ肌寒くなってきました。
2月中旬からチャレンジしてきたバイクの免許を、4月3日についにゲット!!
2018年11月以降、免許取得過程の改定があったため、現在は免許取得に最低でも6ヶ月かかります。更に、日本の免許に切り替えをする場合は、免許取得から3ヶ月間は免許を取得した国に滞在していなければならないという日本のルールがあるため、帰国の9ヵ月前には、Learner’s Permit(仮免みたいなもの)を取得する必要があります。
パースでのバイクの免許取得の記事はこちら
今月は、晴れて教習所通いから解放されました。
現在、フリアコで滞在中の宿で出会ったなお君(日本人ワーホリ、ポンコツ車(失言でした)所有)が、パースから北上するにあたって、リフト(一緒に車で旅をする)仲間を探していました。
聞くと、途中コーラルベイでマンタと共に泳ぎ、エクスマウスではジンベイザメと泳ぐ予定との事。

ダイバー(スキューバダイビング好きなんです)にとって、マンタ・ジンベイザメと一緒に泳ぐ事は、夢なのです。
他に、宿でロングステイ組の女子2人が加わり、男子1人&女子3人でのパースからエクスマウスまでのリフト旅決定です!!
- 1. ポンコツリフト4人旅 パース~エクスマウス 【前編】
ポンコツリフト4人旅 パース~エクスマウス 【前編】
1日目 Pinnacles(ピナクルス)
西オーストラリアの観光地と言ったら、まず外すことのできないピナクルス。
パースの北約250kmに位置します。
このあたり一帯は太古の昔、海でした。 やがて、海が干上がり陸地になります。そして、そこに原生林が広がりました。 やがて、その原生林も枯れ果て、大地は風化されて行きました。すると、枯れ果てた原生林の根っこの間に残ったかつて海底だった場所の石灰岩層が、まるで塔のように姿を現したのです。
砂漠の中に、ボコボコと塔のように突き出た石灰岩は、「荒野の墓標」と紹介されるとおり、殺伐とした中にも不思議な光景が広がっています。
パースをのんびり出発したため、そして、車がポンコツ(失言再び)のため、ピナクルス到着は夕方になってしまいました。
ですが、これが良かった。
この哀愁です。

く~~!!!
今晩は、ここピナクルスのある町 Cervantes(サバンティーズ)のキャラバンパークで宿泊。
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しかし、2日目 Cervantes(サバンティーズ)→ Geraldton(ジェラルトン)
我々(なお君)の車は時速90kmが限界です。
道中、バンバン抜かれます。
・・・のんびり行きましょう。
もう、本日は移動のみです。
ジェラルトン到着後、本日は、TV、バスルーム付き(豪華💛)のキャラバンに宿泊です。
3日目 Geraldton(ジェラルトン)
この街は、ロブスターの水揚げ港として世界的に有名です。
へっへっへ。 食べますよ~。
日本で食べるより格段にお安く食べることができます。
しかし、我々はワーホリの身分。お金はそんなにありません。
少しでも、お安く頂くために、漁師さんから直接買うのが一番ではないかという結論に至り…
とりあえず、早朝に漁港へ行ってみました。
漁から帰って来たばかりの船を見つけ、あたりをおもむろにウロウロしてみます。
お邪魔にならないように、ロブスターはいるかとのぞき込んでみます。
すると、漁師さんが話しかけてくれました。

Fisherman

我々
(喜びのあまり、ユニゾン)

Fisherman
(海の男、ぶっきらぼうであります)

我々
(数は、検討の上決めてありました)
ことのほか、あっさりとロブスターゲットでありました。
(現在、この様な漁師さんとの直接交渉が、港でできるかどうかはわかりません)
なにはともあれ、やりました!!
お値段は忘れてしまいましたが、市場で買うより、だいぶんお安く手に入りました。
皆で、にやけながらキャラバンパークに帰ってきたのを良~く覚えています。
このロブスターの数に見合う適当な入れ物がなかったため、一旦、一旦ですよ、バスルームへ。
そして、自分達で料理!!
朝は、刺身!!
さばくのは、男子に頑張っていただきました。
獲れたて新鮮のため、プリップリ!! とろ~りとした甘みも感じます。
そして、夜はオーブンでグリル!!
このために、キッチンがしっかりしたキャラバンに宿泊していたのです。
グリルしたロブスターは、また一段とブリッブリしています。
バターとガーリックと塩コショウ!!
適当ですが、適当なのに旨い!!
たまりません。 ロブスターで、ロブスターだけでお腹がいっぱいです💚
こんな贅沢して、罰が当たりませんように・・・
4日目 Geraldton(ジェラルトン)→ Kalbarri(カルバリー)
ジェラルトンを出発し、本日の目的地はカルバリーです。
道中、異色のテーマパークのような所へ立ち寄りました。
皆さんは、Hutt River(ハットリバー)王国なる王国(?)が、ここオーストラリアに有ることをご存知でしょうか。
簡単にはしょって言っちゃいますと…
時は1970年、この土地(75平方メートル)で小麦の栽培を生業としていたケースリーという方がいました。
が、この小麦の販売量割り当てを巡り国と折り合いがつかず、話がこじれまくり、「ここまで言ってもダメなら独立してやる~!!」ということで、自ら独立を国に対して宣言し、現在に至るということです。
国際法にのっとって、本気で宣言しています。
もちろん、オーストラリアから正式に独立は認められてはいません。
というわけで、ハットリバー王国の国王と握手

一応、出入国したということで、パースポートを出したら押印されてしまったスタンプ

これがパスポートに押されたことによって、空港で出入国審査の人に小言を言われた人もいます。
私は、何も言われませんでしたが…
世の中には、とてつもない事を考える人がいるもんです。
ハットリバー王国の凄い所は、この自称独立国をかれこれ50年近くも続けているという事。
そして、なんと!! 息子さんがこのハットリバー王国を継続していくと語っている事。
愉快なご家族です。
オーストラリア七不思議のひとつ(?)、ハットリバー王国を出て、車は走ります。

そして、Kalbarri(カルバリー)到着。
ここは、ラウンド中にも訪れました。
赤土のアウトバック、ダイナミックな渓谷、広い空、オーストラリア間満載の場所です。
そして、夕焼け。
5日目 Kalbarri(カルバリー)→ Shark Bay(シャークベイ)
朝から、カルバリー国立公園の名所、Natural Bridge(ナチュラルブリッジ)、Nature’s Window(ネイチチャーズウィンドー)、Z-Bend(ズィーベンド)をとんとんと観光。
ラウンド中にこの辺りを訪れた時(11月頃)は、ちょうど乾季だったため、真っ青な空の下には、これまた真っ青な海が広がり、赤茶色の渓谷とワイルドプランツが目にも鮮やかな景色を見せてくれていました。
が、この時期4月は雨期の終わり際。
空が曇りがちだと、海の色は比例するようにくすんでしまいます。
オーストラリア北部の観光は乾季がおすすめです!!
カルバリーを出発し、シャークベイまで移動。
本日は、シャークベイの Nanaga(ナンガ)という所で宿泊。
なんとここのキャラバンパークには、Hot Spa(温泉♨)があったんですね~。
オーストラリアのキャンプ場で星見風呂★。
たまりません。
6日目 Shark Bay(シャークベイ)→ Carnarvon(カーナーボン)
シャークベイで、Shell Beach(シェルビーチ)、Hamerin Pool(ハメリンプール:ストロマトライトの生息地)を観光。
その後、Carvarvon(カーナーボン)へ移動。
カーナーボンに近づいてくると、道の両脇にはバナナ畑が広がってきます。
この辺りは、バナナの栽培が盛んなんですね~。
7日目 Carnarvon(カーナーボン)→ Coral Bay(コーラルベイ)
カーナーボンでは、まず 1mile jetty(ワンマイルジェティー)の観光。
パースの南にある Busselton(バッセルトン)という町の1 mile jetty と違うところは、なんとここの桟橋には、電車が走っているんですね~。
昔は、港から町の中心地まで人や物資の輸送に使用されていたそうです。
私たちが訪れた時は、観光用に車両を短くして子供電車みたいな感じで動いていました。
がしかし、2007年にこの地区を襲ったサイクロンによって、このワンマイルジェティは大破してしまい、現在は修復工事中につき、閉鎖されています。 詳しい記事はこちら
そして、BLOW HOLE(波打ち際の潮の噴き上げ口)。
BLOW HOLE の観光は、アルバニー(不発。一度も噴き上げる所をおがめなかった)に次いで2回目です。
カーナーボンでは、吹き上げまくっていました。
カーナーボンでちょこちょこ観光を済ませ、ポンコツ車でゆったりとようやくコーラルベイに到着。

キャラバンパークへ行くと、スクールホリデーでテントサイト(テントを張って寝る、だだっ広い空間)しか空いておらず、「ま~安いし、たまにはいいか」という事に。
夕飯時、共同キッチンがいまいち料理意欲をそそられない設備だったため(そもそも料理意欲なんてないくせに)、共同の大きなダイニング空間(ここも人がたくさんいます)で、皆でパンをかじっていました。
すると、キャンピングツアーで同じキャラバンパークを使用していたあるツアーガイドさんに話しかけられました。

TourGuide
夕飯のバイキング料理があまってるから良かったら食べていいよ
我々が、よっぽどひもじそうに見えたんでしょうか。
そのツアーガイドさんが、ツアー客の皆さんが食事をしていたブッフェエリアに連れて行ってくれました。
同じダイニング空間にこんな素敵な空間があったとは、知らなかった。
ツアーガイドさん、よくぞ我々に声をかけてくださった!!
いや~、ありがたいありがたい。バクバク食べてしまいました。
オージーのこういうオープンなところ、大好きです💚
お礼に、ツアーのみなさんのお食事した食器を全部洗わせていただきました。
思いもかけず、豪華なおこぼれディナーになりました。
👇ポンコツリフト4人旅【後編】では、マンタとジンベイザメとの出会いです👇