ワーホリ 10ヶ月目 ポンコツリフト4人旅 パースから北上エクスマウスへ【後編】
コーラルベイ~エクスマウス マンタとジンベイザメと泳ぐ!!
ポンコツリフト4人旅【前編】では、パースからコーラルベイまでやってきました。
最高時速90kmのポンコツ車で、よちよち7日間かかりました。(寄り道が多いからでしょ)
さぁ、後編ではいよいよ、このリフト旅のメインイベント!! マンタとジンベイザメが登場します。
それでは、
8日目 Coral Bay(コーラルベイ)
コーラルベイの海は、相変わらず美しい。
砂浜の白、海と空の青。
これぞ!! です。
パースからここまで北上してくると、4月と言えども暑くなってきました。
そして、奴らも増えてきました… ハエです。
この暑さ、私は汗っかきですが、好きですよ。
「オーストラリアだぜ~」って感じで。
汗かきすぎて、Tシャツの色変わっちゃいますけど。
でも、このハエだけは… 好きになれません…
背中に10匹くらい止まるし、顔の回りブンブン飛ぶし、顔にまで止まってくるし~!!
やっぱりハエ除けの帽子… あのなんだかいろいろいまいちな奴… 買うべきだったか…

こればっかしは、慣れんなぁ…
さぁ、まずは美しい海で泳ぎましょう。
透明度最高のコバルトブルーのこの上なく美しい海に浮かんでいると、自分まで美しくなった気がしてしまいます。
なんせ実物が残念なもので、すぐに気だけその気になってしまいます…
気分は最高です。
そして、午後は サンセットバギー!!
砂丘をバギーでガンガン登り(楽し~!!)、頂上に辿り着いたその先に広がるのは…
コーラルベイの水平線に沈む夕日を、砂丘の頂上から眺めます。

くぅ~!!
9日目 Coral Bay(コーラルベイ) マンタスイム!!→ Exmouth(エクスマウス)
いよいよ、今回のリフト旅のメインイベント第一弾!! マンタスイムです。
我々は、ボートに乗り込みウェットスーツを着込みます。
シュノーケルとマスクを準備。
すると、船長が無線で何やらどこかと連絡を取り始めます。
上空を見ると、セスナが飛んでいます。
そう、上空からマンタを探しているのです。
この連携のおかげで、マンタ遭遇率がぐんと上がっているのです。
すると、今まで沖で漂っていたボートがセスナからの連絡を受け、急に走り出しました。
間近にせまった奇跡の瞬間。
ドキドキしてきました…
ボートは徐々にスピードを落とし、そしてエンジンを止めました。
船長は、マンタの姿を確認したようです。
船長は、指をさします。

Captain
ボートはマンタの真横までは行けません。あとは泳いで接近です。
一生懸命泳いで、マンタの間近にきました。
マンタの近くに来たら(5mくらいだったかな?)、あとは自分からマンタにそれ以上は近づいてはいけません。マンタからこっちに来るぶんには、構いません。しかし、手を出して触ったりしてはいけません。
この時のマンタは、ご機嫌でした(そんな気がします)。

寄ってくる寄ってくる!!
3匹いました!!
大きい大きい!!
我々が水面から見ていると、その下で、一匹がもう一匹を追いかけるように、上下にローリング。

なおくん(ポンコツ車の持ち主)は、寄ってくるマンタを避けられず、ひれで顔をはたかれていました。
マンタに顔をはたかれるとは、この幸せ者!!
しかし、こんなにもマンタと戯れられるとは💚 想像を超えていました。
大興奮のマンタスイムでした。
興奮冷めやらぬまま、エクスマウスに向けてドライブ。
疲れた体には、このポンコツ車の遅さが心地よいです。
10日目 Exmouth(エクスマウス) ジンベイザメスイム!!
オーストラリア第2の規模を誇るサンゴ礁 Ningaloo Reef(ニンガルーリーフ)が沖合260Kmに渡り横たわる、最寄りの街がエクスマウスです。
インド洋のニンガルーリーフを目的に、1年中世界からダイバーが集まります。
そして、ジンベイザメが見られる街としてもとても有名です。
ジンベイザメは、世界中を回遊しており、いつどこに現れるかわからず、探し出すのは困難とされています。
が、ここエクスマウスでは、3~5月の珊瑚の産卵に合わせてほぼ確実に姿を現すのです。
ポンコツリフト旅メインイベント第二弾!! ジンベイザメスイムです!!
旅後半にきて、連日メインイベント。
ペース配分間違えました。
さぁ、本日も行きますよ~。
ボートに乗り込みます。
しかし、マンタスイムの時のボートとは規模が違います。
マンタスイムの時のボートは10人乗りくらいでしたが、本日はクルーザーでございます。
参加人数も20人程で、ツアーの規模のデカさを感じます。
そして、マンタスイムの時とは、比べ物にならないくらい沖に出てきました。
マンタの時は、遠くに岸が見えていたのですが、本日は大海原ど真ん中です。
クルーザーの理由がここにもありました。
そりゃあ、岸の見えるようなところまで、ジンベイは来ませんよね…
本日もセスナが上空でジンベイを探しています。
船長の動きは、マンタの時のように手に取るようにはわかりません。
ってか、船がデカすぎて操縦室が離れてます。
おっと、クルーザーのエンジンが止まりました。
来ますよ~(経験者はわかります。フフ)

Captain
言われて、急いで飛び込みましたが、ジンベイがどこにいるのかわかりません。
とにかく、参加者が皆泳いでいく方向について行きます。
いたいた~!!!

しっぽが見えたぞ~!!!
距離をつめたい。必死に泳ぎます。
早い!!
めっちゃくちゃゆっくり泳いでいるように見えるんですが、めっちゃくちゃ早いんです!!
これでも、”泳ぐの大好きよっさん” で今までやってきました。
幼稚園の頃通っていたスイミング。(幼稚園の頃だけかい!)
今ここで、力を発揮せずして、どこで発揮する!
渾身の力を太ももと、フィンを大きく動かすべく足先に込めて、泳ぎます。
近づいてきました。

ジンベイ模様がはっきりとしてきました。
必死で並走?並泳?しようとしますが、息が続きません。
シュノーケルをくわえていますが、シュノーケルから吸う空気では足りない、足りない。
シュノーケルを口から外して、ゼーハーゼーハー、ゼーハーゼーハー。
そうこうしていると、気付いたら、もう大分先に行かれてしまっています。
参加者全員がジンベイに置いてかれると、みんなクルーザーに回収されます。
そして、再び船でジンベイに追いつき…

Captain
3回くらい繰り返しました。
海の中で泳いでいるジンベイザメは、この上なく雄大で、優雅です。
その横をチョコチョコ必死に泳ぐ、ち~さい人間たち。
いや~、大興奮!! そして、とてつもなく疲労困憊。
私たちが会ったのは、体長6~7mのまだ子供のジンベイザメでした。
帰りの船の中で、
Aussie
との、アナウンス。
(毎回会えるわけじぇないのね・・・とニヤつく)
マンタとジンベイザメと共に泳いで、実感したことは…
太ももは強化しておいた方が良いです。
やっぱり海は海洋生物の住処です。
我々は、陸の生き物です。
そして、我々は… ものすんごく小さいです。
ほんと、早かった・・・
遊んでくれた海の生き物たちに、感謝!!
11日目 Exmouth(エクスマウス)
他のリフトメンバー3人は、この辺りのビーチでは、No.1 の呼び声の高い Turquoise Bay(ターコイズベイ)へ海を見に行きました。
私は、ラウンドで一度訪れているので、宿に残り絵葉書など書いて、昼寝などして過ごしました。
というよりも…
体が痛い・・・ 股関節が・・・
2連チャンのマンタ&ジンベイザメスイムで、誰よりもむきになって泳いでしまったためです。
しかし、痛いと言いながらも、どこかにやけてしまう。
心地よい痛み・・・です。
今晩が、ポンコツリフトは最後の晩です。
ポンコツ車(これだけ出番が多いなら、名前でも付けてあげればよかったわ)と持ち主のなお君は、このまま北へ向かいます。
女子3人は、パースへ帰ります。
最後のディナーは、皆でカルボナーラを作り、ブランデーコークで乾杯!!
12日目 Exmouth(エクスマウス)→ Perth(パース)
女子3人は、長距離バスでパースに帰ります。
バスの出発の30分ほど前に、ポンコツ車となお君をお見送り。
バスが出発して少しすると、なかなかの遅さで走行する一台のバンが前方に見えてきました。
そうです、ポンコツ車とそれを運転するなお君です。
あの車で旅してたのね・・・
バスは笑ってしまうくらいあっさりと抜き去っていきました。
和気あいあいと楽しく12日間リフト旅ができたのも、メンバーにせっかちさんがいなかったからかもしれません。
このリフトメンバーに、感謝!!
以上で、ポンコツリフト4人旅終了です。
ポンコツリフト4人旅【前編】はこちら