バックパッカー初心者に伝えたい バックパック購入時の注意点
ワーホリに出発する時、皆さんは荷物を何に入れて持っていく予定ですか?
1年間の滞在となると荷物も必然的に多くなります。
一か所に定住する予定の方はスーツケースがベストだと思います。
一方で、ワーホリの数ある魅力の一つに、周辺諸国・地域を長距離バスや電車、または車で長期間旅してまわるという、バックパッカー的旅行が楽しめるという点があります。
このバックパッカー的旅行を目的の一つとして考えている方は、スーツケースでは移動があまりにも大変です。スーツケースが効力を発揮するのは、あくまでも空港や大都会の完全に舗装された平らな道です。ひとたび、階段が現れただけで「おっと、階段か…」となってしまいます。
小さな町やひっそりした片田舎、大自然のど真ん中を旅しようとしたら、絶対的に大型バックパックが必要になってきます。
がしかし、バックパッカーなんてやったことないし、大型のバックパックなんて触ったこともないわなんて方も多いのではないでしょうか。(私もそうでした)
一口にバックパックと言っても、その商品・ブランドの数は、沢山あります。その中から、初心者が自分に合うものを選ぶのは、至難の業です。
そんなバックパック初心者の方に、購入の際に最低限気を付けるべきポイントをお伝えしていきたいと思います。
初心者におすすめの大型バックパックの形状
バックパック初心者の方にお勧めしたいバックパックの形状は、ズバリこの2点です。
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フロイントサイド(正面)の大型ジッパー
バックパックの中には、メインの荷室の出し入れする箇所は上部でひもで縛る形になっているものもあります。大きな巾着袋のような形を想像してください。
そうです、大げさに言ってしまうと、サンタクロースのおじさんが持っているプレゼントの袋みたいな…
この様な形状の場合、上から荷物を詰め込んでいくと、当然最初の方に入れたものはどんどん下へ下へと押し込まれていきます。
出し入れする箇所が上部にしかないと下の方にいってしまったものは非常に取り出しにくくなります。何がどこに入っているのかもわからなくなり、物を探すのも時間がかかってしまいます。
腕を肩までバックパックの中に突っ込んで、手の感触だけをたよりに、お目当てのものを探し、やっと探り当てたと思って、引っ張り出したあげく、「違う~!!!」なんて事が、日常茶飯事になってしまいます。
バックパッカーはこまめに移動を繰り返します。
荷造り(パッキング)の回数もはんぱではありません。なるべく、毎回のパッキングにかかる時間は短く、スマートにこなしたいものです。ですが、初心者が巨大巾着袋から荷物を出し入れするのは、とても大変な作業です。
そこで、初心者の方に声を大にしておすすめしたいのが、フロントサイドにメインの荷室が大開口(まるでふたが開くように)できる大型ジッパーがついているバックパックです。

この様なタイプですと、どこに何が入っているのか、一目瞭然ですし、荷物の出し入れがとても楽にできます。(私は、このタイプを持っていき、パッキングがさほどストレスになる事もなく、1年間とても重宝しました)
バックパックの容量は70 L 前後
次に、お伝えしたい注意点は、バックパックの容量です。
各ブランドが、同じデザインのバックパックで、容量は55Lくらい~85Lくらいまでといろいろなサイズを揃えています。
そんな中で、初心者の方にお勧めしたい容量は、70 L 前後のものです。
70Ⅼ というと、だいたい中型のスーツケースと同じくらいの容量です。
ここで一つ、女性の方への注意点です。
「私は、このサイズに1年分は収まらないわ…」といって、容量を70L よりも大きくするのは、お勧めしません。
70Lのバックパックに荷物をパンパンに詰め込むと重さは軽く20㎏を超えてきます。これを背負って歩くわけですから、バックパック初心者の女性にはかなりキツイです。
ただでさえ荷物は現地でどんどん増えていきます。なるべく出発時点では、このサイズのバックパックひとつに収めていきましょう。
私は、74Lのバックパックでワーホリ1年間を過ごしました。
がしかし、旅をするうちに荷物は増えこの女性のように(上写真)背中に大型バックパック、前には現地で購入したデイパック(結構大きめ)という状態に。
男性の方は、比較的荷物は少なめですので、もう少し容量の小さい商品でもよいと思います。
店舗で商品をフィッティングするべし
大型バックパックは、荷物の重さによる体への負担を少しでも軽減させる為に、様々な機能が装備されています。また、個々の体にフィットするように、優れた背面システムが採用されています。
必ずお店で一度はフィッティングして、各自の体に最もフィットしたものをご購入ください。
最後に
バックパックを購入すると、いやがおおにもワーホリ気分は盛り上がってきます。ワクワクがとまりません。ワーホリ生活の相棒です。ワーホリを終えると、そのバックパックはあなたにとって思い出の沢山詰まった宝物になっていることでしょう。