新型コロナウィルスの終息が見え始め、世界各地への渡航、交流が徐々に元の状態にもどりつつあります。
さあ、準備をはじめましょう。

オーストラリアラウンド 1か月目 ブリスベン ⇒ ケアンズ

体験記 in Australia

ラウンド 1か月目 ブリスベンからケアンズへ

ブリスベンからスタートとなった私のラウンド。相棒(マチ)とともにだどった足取りを記します。

このオーストラリア地図の 緑の丸 で囲まれたところが、私がワーホリ1年間で訪れた場所です。そして、オレンジで塗られているところが、ラウンド1か月目に訪れた場所になります。

Brisbane(ブリスベン) (8月1日)

Wikipediaより

グレイハウンド(通称 グレハン)の長距離バスチケットを購入し、語学学校の終了した翌日(何もそんなに急がなくても…)に出発。 せっかく仲良くなった学校の多国籍な友達ともこれでお別れ。学校が終了するのと同時にホームステイ期間も終了なので、ここはサクッと気持ち切り替えて行きましょう。

Hervey Bay(ハービーベイ) (8月1日~8月5日)

Wikipediaより

ここは、世界でも屈指のホエールウォッチングエリアに位置します。

まず、初日はレンタサイクルで街をブラブラ。何がいいって、天気がいい!! 天気がいいだけで気分は上がります。

そして、翌日はもちろん旅の始まりを飾るにふさわしいホエールウォッチングです。

が、肝心のクジラを見ることができず… クジラが見れるまで何回でも乗船可というチケットだったため翌日も乗船しますが…(泣)

港へ帰る船に並走してきたイルカ達が、「まぁ、そんなこともあるさ」と慰めてくれているようでした。

Hervey Bay の滞在期間は移動を除いて中三日。 で、やった事はサイクリングにホエールウォッチング2回。

こんなユルイ旅、今までしたことがない。 バックパッカーってこんな感じ? ま、いいか。時間もたっぷりあることだし。

この調子で、我々のラウンドはこの先4か月続きます。

Rockhampton(ロックハンプトン) (8月5日~8月7日)

Hervey Bay から ここ Rockhampton へのグレハンの中で、ドラマが起きました。

道のりの3分の1ほど走ったところで、席から立ちあがり、運転中のドライバーに仕切りに話しかけている乗客がいます。私の席がたまたま前の方だったため会話の一部が聞こえてきました。

“What do you want ?!!!  What do you want ?!!!!!!!"
その乗客がろれつの回らない口で叫んでいます。 その乗客は運転手のとなりから離れようとしません。 運転手は彼をなだめながらしばらくそのまま運転し、止まる予定のないドライブインに急遽停車。そして、連絡を受けて待ち構えていた POLICE がバスにバタバタと乗り込んできて、あえなく御用。

いやいや、ドキドキしました~。

もちろん、他の乗客には一切危害は加えられていません。皆さん無事です。ドライバーさんも無傷です。

「ワーホリ出だしでいきなりこれっ?!」 と思いましたが、安心して下さい。これは、とても稀な事件で、この先山ほどグレハンに乗りますが、こんな事が起こったのは、この時だけでした。

大変不謹慎ではありますが、多少のアドレナリンが出てしまいました。お許しください。

そんなこんなで大幅に遅れて Rockhampton 到着。

市街南部に南回帰線(地球上の南緯23度26分の緯線。冬至の日に太陽がこの線の真上に来る…  ピンとこんなぁ)の走る都市

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Great Keppel Island(グレートケッペル島)(8月7日~8月9日)

Rockhampton から北東へ約40キロに位置する Yapoon という港から船で向かいます。

オーストラリアワーホリで初の島。

粒子の細かい美しいビーチ、青い海、初泳ぎ、初日焼け。

南半球のオーストラリアは日本とは季節は逆になり、この時期は冬。ですが、ブリスベンからこれだけ北上してくるとだんだん暖かくなってきます。日焼けもちゃんとします。 とは言え、まだ泳ぐにはちょっと寒かったな~ シーズンオフのため人は少なく、貸し切り状態!!

宿泊したYHAのドミトリー(相部屋)は、島の 森? ジャングル? の中に建っています。

ポッサム等の小動物、いろんな鳥、どでかい爬虫類等、様々な生物に歩いてるだけで出会います。

そして、朝から晩まで " キーキー、キャーキャー、ピッピ ピッピ ”

ジャングルはうるさい。

Great Kepple Island → Rockhampton → Airlie Beach(アーリービーチ) (8月9日)

移動の一日です。Rockhompton で次のグレハンまでの待ち時間が6時間。

Rockhampton は、オージービーフ生産量 No.1 の都市です。

やっぱり、食べとかないとです。

がしかし、船とバスの移動、慣れない巨大バックパック(初心者向けのおすすめバックパックは こちら の記事をご参考に)のおかげで、夕方 Rockhampton に到着した時には、疲れと空腹で思考能力ゼロ。倒れこむように目の前にあった KFC (ケンタッキー・フライド・チキン)に入ってしまいました。

お腹も満たされ、少々体力も回復し、ニコニコで店を出た我々の目の前に “Steak House" の看板が…

人生とはこういうものか… 神様~…  もう少しだけ我々に忍耐力があったなら…

Airlie Beach (8月10日~8月14日)

こちらは、Whiteheven Beach のある Whitsunday Islands への玄関口として知られ、観光客が街には沢山います。ブリスベンを出発して以来、久々に見た沢山の人になんだかちょっとホッとする。

日帰りの Whiteheven Beach への船が満席で13日にしかとれなかったので、滞在はその分延びることに。

このように、現地についてからそこでやりたい事を見つけて予約するので、満席だったり、そのツアーが毎日出ていなかったりすると、滞在期間がズルズル延びるということは、よく起こりました。 我々は、気にしません。 そのために(それだけのためというわけではありませんが)、日々安宿探しには余念がありませんでした。 ここ Airlie Beach の宿も安いのはもちろんのこと、なんとフリーブレックファースト!!

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Whiteheven Beach in Whitsunday Islands(ホワイトヘブンビーチ) (8月13日)

Wikipediaより

いい天気で~す!!
何処までも続く真っ白なビーチ、青い海、スノーケリング!!
やはり、天気がいいのが一番です。

何を隠そう、最高なのです。

ここ、 Whitsunday Islands(ウィットサンデー諸島)は Great Barrier Reef の南端にあたります。スノーケリングで珊瑚、熱帯魚、うじゃうじゃです。スノーケリングでナポレオンフィッシュが見れてしまいます。ブルーの幻想の世界に、しばし時間を忘れてしましました。

Rockhampton の宿で出会った人に、「Whiteheven には、行っといたほうがいいよ!!」と勧められ、やっぱり行っといて良かった~。

そして、風邪をひいてしまいました。

 

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Townsville (タウンズビル) (8月14日~19日)

Wikipediaより

Great Barrier Reef への玄関口の一つとしても知られる都市。

すでにスキューバダイビングのオープンウォーターライセンス(インストラクターに手をつないでもらわなくても、一人でスキューバダイビングができるというライセンスの種類の中では一番初級のもの)を持っていたので、ここで Great Barrier Reef に船で行き、船上に3日間滞在しながらアドバンスライセンス(オープンウォーターライセンスのひとつ上のライセンス)を取得できるコースに参加。

が、私のイージーミスで失敗…  ライセンスゲットできず…  傷心…

インストラクターには、「アドバンスで失敗するやつはあんまり見た事がないぜ、Mate‼」と言われ…

帰ってきたTownsvilleのマックで食べたソフトクリームだけが私の心を癒してくれました。

Townsville は、ある意味とっても思い出深い土地になりました…

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Magnetic Island(マグネティック島) (8月19日~8月24日)

傷ついた心を慰めるために、島です。

広いビーチ、青い海。 あぁ~、これだ~。

こちらでは、相棒(マチ)がスキューバダイビングのライセンスを持っておらず、彼女の目的の一つ「ワーホリでスキューバダイビングのライセンスを取る!‼」というミッションを達成するために、3日間別行動です。

我々のラウンド始まって、お初の "10人部屋の多国籍(当たり前ですが)ドミトリ―に一人で宿泊” です。

ドキドキですぅ~。

一人で行動する間、この島でやった事は・・・

散歩です。 ひたすら。

ビーチ沿いを散歩、少し小高い Lookout Point まで散歩、Bush の中を散歩。

散歩中、ユーカリ林があり、そこで野生のコアラにも遭遇。 心を癒してくれる美しい景色に沢山出会いました。

5日間も滞在でしていると、10人部屋ドミトリーにも慣れてきました。始めは、「こんなとこに5日間も無理だよ~」と思っていましたが、大丈夫でした。まぁ、とって喰われるわけじゃありませんからね(笑) 居心地よく過ごすコツを一つ見つけました。他人に気を使いすぎないことです。だって、同部屋の人たちもさほど気を使ってませんから。他人に迷惑をかけない範囲で自由にしてれば良かったんですねぇ。

美しい島に、傷ついた心も回復し(早っ!)、相棒も無事スキューバダイビングのライセンスをゲットできたところで(これで、一緒に Great Barrier Reef で潜れます!)、陸に戻ることにします。

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Mission Beach(ミッションビーチ) (8月24日~29日)

なかなかの田舎町です。

しかし、やはりあります。

長く続くビーチ、青い海。

オーストラリアに来てたいして月日は経っていないのに、早くもこの美しい海が当たり前になってきてしまいました。

贅沢な事です。

そして、ここは、ビーチ沿いに熱帯雨林(Rain Forest) が広大な面積で広がっています。

そんな Mission Beach でしたことは…  散歩。

散歩して、ダラダラしただけの Mission Beach と思いきや、とても楽しい滞在地のひとつになりました。それは、宿で出会った人たちと旅の情報交換をしたり、天気の悪い日、皆で宿でまったりペチャクチャおしゃべりして過ごしたり、スタッフが英会話能力も中の下程度の私たち日本人に、気さくに陽気に楽しく話してくれたり。

旅の道中の人との出会いって大事だなと感じた、Mission Beach でした。

Cairns(ケアンズ) (8月29日~9月5日)

思えば、私が人生で初めて海外に来たのもここケアンズでした。

ケアンズから始まる2か月目は、次の章へ。

【c】HotelsCombined