新型コロナウィルスの終息が見え始め、世界各地への渡航、交流が徐々に元の状態にもどりつつあります。
さあ、準備をはじめましょう。

オーストラリアラウンド 2か月目 ケアンズ⇒ダーウィン

体験記 in Australia

ラウンド 2か月目 ケアンズからダーウィンへ

緑の丸 ワーホリ1年間で訪れた場所
オレンジ ラウンド2か月目に訪れた場所

Cairns (8月29日~9月5日)

Wikipediaより

日本でもオーストラリア、グレートバリアリーフと言えば、お馴染みの都市ケアンズに到着しました。

巨大観光地であります。都会です。人が沢山いま~す。

ここでは、ユルユルラウンドの我々も活動的に動きました。

初日 おきまりの激流下り、ラフティングです。

二日目 街ブラ。やっぱり、散歩はしますね~。しかし、今までの散歩とは、違います。ケアンズという観光都市には、歩いてるだけでおしゃれな、入らずにはいられないカフェや、各国のレストラン、素敵な Duty Free 等が山のようにあります。女の子にはたまりません。今まで、お手製のサンドイッチをリュックに詰め込んで、ひたすら歩き、出会う美しい景色に感動していた我々は、いとも簡単に、巨大観光産業の誘惑に飲み込まれてしまいました(笑)

三日目 街ブラ&カジノ。些細なお金を手に、少々遊ばせていただきました。

四日目 ワーホリでケアンズに滞在している地元の友達のお宅訪問。

五日目 Kuranda観光

Kuranda観光も、ケアンズに来たらお決まりのコース。ケアンズ駅から山脈を蛇行して登り、キュランダ駅までの約33Kmを結ぶ観光高原列車。 キュランダ駅のカフェで一服♡ そこで食べた生クリームがたっぷり添えられたスコーンとコーヒーの味が未だに忘れられない。

六日目 G.B.R (Great Barrier Reef) でスキューバダイビング(ライセンスをゲットした相棒と共に)!! ケアンズに来たからには、これはしなければ。

Wikipediaより

七日目 街ブラ。歩き疲れたらカフェ。お腹が減ったらレストラン。 ケアンズに来るまでは、食材を持ち歩き、宿のキッチンでほぼ自炊していた(バックパッカーは大抵そうします)我々も、ここケアンズではほぼ外食。誘惑に負けまくり。お金使っちゃいました~。この日の私の日記には、" Cairns ate my money!! " と。

Cooktown (9月5日~9月8日)

Cairns からここ Cooktown までは、海側の道を4WD(道が Wild 過ぎて、普通の車では走行不可)で約8時間かけてブッシュのなかを疾走し、やってきました。

道中、ブッシュの中を車は上下左右にガゴンガゴン揺れながら、ぬかるんだ泥道、半分川みたいなところ、そして川、を躊躇なくガンガン進んでいきます。

途中、ブッシュの中に現れる滝や清らかな沢、マングローブの生い茂る海岸など、数か所で車を止めてくれました。清らかな沢では、「水着を持ってるやつは、飛び込め!!」なんて、泳いでる人もいました。いやぁ~、これぞオーストラリアという Wild な道中を満喫しました。

Cairns から一変して、ここ Cooktown はとてものどかな街です。クック船長が1770年に座礁して船を修理した場所が、ここ Cooktown 。程よい田舎町で、まだまだ素朴なオーストラリアが感じられる街です。

空がほんっとうに青いんです。「なぜ空は青いんだろう…」なんて、ついつい物思いにふけってしまう程。

ブリスベンからここまでの道中で出会った、旅友に数人再会。そして、互いの旅の報告をする楽しい瞬間があり、またそれぞれの目的地に向けて旅立ちます。大自然の中での再会の喜び、そして、別れの切なさ。 この感じ…  たまらないですねぇ。バックパッカーの醍醐味です。(たかだかラウンド始めて1か月ですけど…)

Cooktown 素敵なところでした。Cairns で煩悩にまみれた心が、少しきれいになった気がします。

がしかし、巨大バックパックにはまだまだ慣れることができません。

背負うときは、いつも膝くらいの高さの、ベンチとか、台を探して持ち上げ、ショルダー部分に両腕を入れて、「よいしょっ!!」と担ぎ上げるという感じ。

ここ、Cooktown では、バスターミナルでバックパックを背負ったまま、仰向けに倒れ、しばらく起き上がれないという事態に…

亀のように、手足をばたつかせて、もがくもがく…

相棒は、腹抱えて大笑い。 自分も、仰向けのまま大笑い…

バックパッカー ランク ビギナー であります。

Brisbane から1か月かけてオーストラリア東海岸を北上してきました。ここ Cooktown を折り返し地点とし、次は内陸( Alice Springs )目指して、一旦南下します。

Cairns の前に、一か所寄りましょう。

Port Douglas (9月8日~9月13日)

 

Cairns の北67Kmにあるリゾート地。4Mile Beach が有名です。リゾート地ですので沢山人はいますが、こちらの方々は皆さん、ビーチで余暇をゆっくり過ごすといった雰囲気。我々もそれっぽく(?)過ごしました。

散歩して、海で猛烈に泳ぐ~、ビーチでゴロゴロ~、。相棒は、サンドフライ(コバエのようだが、刺されると強烈にかゆい)に刺され、苦しんでいました。

ラウンド中訪れた土地で、Market にブラブラと出かけていますが、こちらの Sunday Market が東海岸で個人的に一番楽しめました。お店の種類も数も豊富で、店主はガツガツしておらずフレンドリーで、お客さんとの距離感が心地よく感じました。

Cairns (9月13日)

内陸に向かうために経由します。バスの時間の兼ね合いで、一泊せざるおえません。 誘惑に負けないうち、素早く立ち去ります。

Cairns → Alice Springs  (9月14日~9月16日)

長~い走行距離のため、超・長時間のバス移動です。 がしかし、いよいよ内陸。赤土のOUTBACK に足を踏み入れると思うと、ワクワクしてきます。グレハンでの車中泊でしたが、空調効きすぎで、激寒!

いよいよノーザンテリトリー!!

 

教訓 : 車中泊の場合は、上着かブランケットを持ち込むべし

★ Mt.Isa (食事休憩のための停車地)

こちらは、宮崎駿さんの超有名作品「天空の城 ラピュタ」のモデルとなった鉱山。

シータが今にも空から舞い降りてきそうでした。

移動のグレハンで知り合ったひとりの日本人男子。荷物はバックパックではなく、巨大なショッピングバッグです。違和感たっぷり。 わけを聞くと、ラウンド中トイレに入るときに、バックパックを入り口に置いて入ったら、出てきたらなくなってたそうです。 で、ショッピングバッグの中身はというと、旅で出会う人たちが、少しづつ色んなものをくれて、今ではバッグがいっぱいになってしまったそうです。

ならまぁ、いいか(いやいや、よくない良くない!)

教訓 : 自分の荷物は、愛しいペットだと思うべし

我々は二人旅だったので、トイレなどに行くときは、必ずひとりは荷物の見張りをしていました。

一人旅の方は、それができません。たとえ数分の事でも、荷物から目を離して野放しにすれば、あっという間にどこかへ消えてしまいます。その場を離れる時は必ず、愛しいペットのように何処かへくくりつけて施錠しましょう。

荷物の管理にはくれぐれもお気を付けください。

そんな中、グレハンは赤土の砂漠の中を Alice Springs 目指して疾走していくのでありました。

Alice Springs (9月16日~9月22日)

砂漠の中に突如あらわれた大都会。 Woolworth も Coles もあります。巨大ショッピングモールもあります。

明日からは、ついにオーストラリアの象徴と言っても過言ではない Ayer’s Rock を含む 3Days Camping Tour に参加します。

 

 

3Days Camping Tour  (1日目)

Alice Springs → Mt.cooner → Mt.Olga (風の谷)→ Ayer’s Rock

 

4WD の思いっきしオフロード車に乗り込み、いざ出発!!

乗員は、ガイドさん一人(この人がツアー中なんでもやる。運転・案内・食事の準備(もちろんアウトドアクッキング)等々)と参加者7~8人くらい。

赤土の OUTBACK を疾走していきます。

そして、数時間経つと、巨大な奇岩が砂漠の中に一つ、また一つと現れ始めます。

突き抜けるような青い空に、巨大な赤い岩たちが 映える。

 

3Days Camping Tour  (2日目)

Ayer’s Rock  → Kings Canion

Ayer’s Rock  に登頂。 なかなか、ハードです。 見たまんまの凹凸少なめな巨大な岩を登ります。ご存知のように巨大な台形ですので、出だしからきついんです。それ故、登頂した時の達成感はひとしおでした。

が、この Ayer’s Rock  も2019年10月下旬に登頂禁止になりました。

広大な砂漠のなかに突如現れる巨大な一枚岩。その光景は、やはり 神々しい のです。本物を目の当たりにした時の事を思い出すと、今でも胸の鼓動が早まります。先住民アボリジニの方たちが聖地としてあがめてきた場所です。 聖地とは、土足でガンガン登っていい場所では、もちろんないでしょう。

登頂した喜びと共に、登頂してしまった罪悪感を、こんな私でもやはり感じてしまいます。

ひとしきり、Ayer’s Rock を体感し、移動。今晩のキャンプファイヤーや夕飯を調理するための薪をみんなで拾い集めながら、キャンプ地へ。

 

3Days Camping Tour  (3日目)

Kings Canion → Alice Springs

渓谷を歩く歩く。4WD で砂漠を疾走し、岩山や渓谷を歩きまくった3日間。疲れましたぁ~。

がしかし、歩いてたどり着かなきゃ見られない景色が、そこにはあるのでした。

 


ここ Alice Springs のある Northern Territories は、乾燥気候です。9月は乾季にあたるため、脛がパリパリです。 かゆ~

その代わり(?)、空が青い、青すぎる。

Anzac Hill という Lookout Point からの夕焼けの景色が、素晴らしかったです。夕日が沈んだ後、山肌が黒くなり、空は下から オレンジ → 青 → 紺 の色鮮やかなグラデーション。この発色の素晴らしさ。

Bush Tucker Tour という日帰りツアーに参加し、アボリジニの踊り、文化、習慣などにも触れ、歴史も少し学びました。

いろいろと考えさせられた、Alice Springs でした。

たまには、頭使っとかないと(笑)

ここからは、Darwin 目指して北上します。

ですが、Darwin の前にちょっと寄り道。

Mataranka (9月23日~9月25日)

車中泊で、早朝に到着。

ここは、温泉で~す!! ヤシの木に囲まれたジャングル風呂! 昼はヤシの木に留まったフルーツバット(果物を食べるコウモリ)がキーキー鳴く中で、夜は月明かりの下で、一日中温泉三昧。

たまりません。

温泉にプカプカ漂っていたら、面白い人たちと知り合いました。Mataranka 周辺のアウトバック(荒野のような土地)でアボリジニの人たちのために戸建て住居を建てているローカルのオージーです。

ラウンド中、多国籍な旅人とは沢山知り合いますが、なかなかローカルのオージーと知り合う機会はありません。

彼らは、期間限定でその慈善事業の請負で Mataranka に滞在して、アボリジニのために住居を建てているという事でした。彼らとは、温泉(水温はおよそ34℃。めちゃくちゃ長風呂できちゃいます。滞在中ほぼここにいた)で偶然会い、食事場所で偶然会い、(というか他に行く場所があまりない)結構な時間を偶然共に過ごしました。

我々のむちゃくちゃな英語でも面白がって相手してくれ(他にすることないからでしょう)、とても楽しい時間が共有できたような気がします。

彼らは4人グループだったのですが、その中の一人(棟梁的人物)が話してくれた中で一つよく覚えていることがあります。

「アボリジニのために家を建てても、昔ながらの生活を続けてるアボリジニは、洞窟や岩陰で寝て外で生活するのが好きだから、数か月経って家を見に来ると、アボリジニじゃなくて、動物が住んでるんだよ、ヘッヘッヘ」「俺たちゃ動物のために家建ててるようなもんだ、ヘッヘッヘ」と言っていたことです。

アボリジニの中には、街に出て、現在は我々と変わらない生活をする人もたくさんいます。しかし、昔ながらの生活を現在でも続けているアボリジニもまだたくさんいます。彼らには、それなりの考えがあっての事と思います。

彼らが求めているものは、家ではないのでしょうね~。

温泉のヤシの木に留まるフルーツバット達

もう少し英語力があれば、より深い話もできたんだろうなぁ…

頭の中で、話の内容を整理して理解したころには、話題はもう変わってる~。

片言のへんちくりんな日本人相手に、面白おかしく、いろいろ語ってくれた素敵なローカル大工達なのでありました。

Mataranka(マタランカ) 忘れられない温泉です。

Katherine (9月26日~9月28日)

Katherine Gorge(渓谷)は、広大な渓谷を縫うように流れる川をカヌーを漕いで、体感することができます。我々は、一日中カヌー(初心者でも簡単に操作できる)を漕ぎ、時には浅い所をカヌーを担いでこえながら、Katherine Gorge を満喫しました。後半は、思いのほかスタート地点から離れたところまで来てしまい、返却時間までにスタート地点に戻れるかどうかあやしくなり…

腕がもげそうなほど、必死でカヌーを漕ぎました。

こんなにカヌーを漕ぐのは、後にも先にももうないでしょう…

Darwin(9月28日~10月10日)

Katherine から2~3か所の観光地を周って Darwin に到着する日帰りツアーを利用し、Darwin入り。

ここは、Northern Territories の州都。Cairns 以来の大都会です。待ちゆく人達は、とても多国籍。アジア人も沢山います、アボリジニの人達も沢山います。今までの都市とは違い、大都会ではありますが、Northern Territories を色濃く感じます。

Northern Territories に入ってから、ずっと感じてるんですが…

ハエが、ハエが、ハエがすごいんです~。

日本にいる時は、一匹でも体にとまったらギャーギャー大騒ぎなのに、ここでは背中に常時10匹くらいは連れて歩いてます(笑) 気にすると気にするだけイラつきますので、もう気にしません。

でも、顔の周りをブンブンされるとさすがにうっとおしい!!! オージー達は顔にも2~3匹連れてますけど、その域にはなかなか到達できない…

ハエは多いけど、Darwin は都会です。Night Market は規模が大きくて各国の食べ物、雑貨等、とても楽しめます。
Night Market でアジアンな焼きそばを購入し、それを食べながら Beach で Sunset 。

人生初のバックパッカー、オーストラリアラウンドも2か月が終了しました。我々も少しだけ、こなれた感がでてきたような… (気のせいか…)

ラウンド3か月目は、Darwin 発の Kakadu 国立公園への3Days Camping Tour で始まります。