新型コロナウィルスの終息が見え始め、世界各地への渡航、交流が徐々に元の状態にもどりつつあります。
さあ、準備をはじめましょう。

オーストラリアラウンド 3か月目 ダーウィン⇒エクスマウス

体験記 in Australia

ラウンド 3か月目 ダーウィンからエクスマウスへ

緑の丸 ワーホリ1年間で訪れた場所
オレンジ ラウンド3か月目に訪れた場所

Darwin(ダーウィン)(9月28日~10月10日)

3Days Camping Tour in Kakadu(カカドゥ)(10月1日~10月3日)

巨大!!蟻塚 in KAKADU

世界遺産に指定されている Kakadu 国立公園内を移動しながら3日間体験する Camping tour 。

広大な公園内には渓谷あり、川あり、岩山あり、滝あり、約4万年前から住んでいたというアボリジニの壁画あり、見所満載です。

そんな公園内の名所で、岩山を、よじ登る、這い上がる、小さめの滝は見つけたら即上からジャーンプ、そして泳ぐ。(水を見たら、すぐ飛び込んじゃうんです。オージーって。でも、汗だくだから、まぁ~、気持ちいいんです!)

 

クロコダイルがうじゃうじゃいる川をボートで疾走。さすがにここでは泳ぎませんでした(笑)

そして、オレンジ色の夕日をバックに何万羽もの野鳥の群れが飛び交う…

美しすぎる

壮大な自然の中で、まさに自然と一体となった感覚を味わうことができました。

そして最終日は、残された壁画のある洞窟の中で、今まで半端ない体力と陽気なだけだと思っていたガイドさんが、アボリジニが何万年という長い間ここで暮らしてきた歴史を丁寧に解説してくれました。

Ayer’s Rock の Camping tour もそうでしたが、ツアーの間、まぁ、体使います。歩く、登る、下る、飛ぶ、泳ぐ… Camping tour は体力がいります。期間中シャワーなんて満足に浴びれません(でも、ほぼ毎日川や滝で泳いでるのであまり気にならない、いや、気にしちゃいけない)。でも、最高に楽しいです。

体力あるうちにしかできない事って、やっぱ沢山ありますね。

Darwin に戻ってきて、洗濯です。

ラウンド旅では、週一くらいで洗濯をしていました。

Kakadu の土で汚れた服と他のものを一緒くたに洗ったら、なんだか全部黒ずんでしまいました(泣)

ま、いいか!

少しおおらかになってきました。

Darwin では、Camping tour から帰ってきてから、Jumping Croc Cruising(船から肉(エサ)をぶら下げた釣り竿を川にたらし、それを目掛けてくらいついてくる野生のワニを眺める)の予約が予定の日より遅れたり(満席のため)、グレハンの予約も予定の日に取れなかったり(これまた満席のため)で、トータル二週間ほど滞在してしまいました。

しかし、大都会なのでまったく飽きません。

Cairns 同様、お金を使ってしまうのであります…

10月からは、このあたりは、乾季から雨季へと気候が変わっていきます。そのせいで、ジメジメ蒸し暑くなってきました。

 

Darwin → Kununura(カナナラ)(10月10日)

長距離のため、朝から夕方まで、ほぼ一日かけての移動です。(時差1時間30分含む)

この移動で、Northern Territories を出て、ラウンド第3の州 Western Australia (西オーストラリア州)に突入です。

Northern Territories での移動は、ずーっと両手に赤土の砂漠が広がっていましたが、ここ Western Australia に入ると、緑の低木が生い茂るようになり、道のまわりにはボアブの木(バオバブの木)が広がり始めます。枯れた砂漠から、緑が広がり始め、畑らしき何やら広大な土地。

グレハンの移動の間も、そこに広がるダイナミックな景色の変化を楽しむことができます。

Kununura(10月10日~10月12日)

ここ Kununura は、世界遺産バングルバングルへの玄関口として有名な、基本的には農業中心の小さな町です。そして、もうひとつ、フルーツピッキングの町としても、ラウンドする人の間では有名です。

フルーツピッキングとは、収穫時期になると人手が必要になるため、期間労働として、バックパッカー等を短期間で雇う。節約旅をしているバックパッカーには、旅の途中で労働も出来、職業体験(?)もできるまたとない機会。なかには、労働だけが目的でそこにいる人もいる。

我々も、大都会の誘惑に負け、無駄遣いしてしまった分を稼ごうと、ここへやってきたのですが…

宿には、フルーツピッキングをしている日本人ワーホリがたっくさ~んいました…

Northern Territories では、Camping tour で、他国の人々と一緒に Camping したり、Mataranka では、ローカルの大工さん達と交流したりしました。

「ウチら、今こういう雰囲気求めてないよね~、ココはちょっと違うかなぁ~」

すっかり異国を旅慣れた旅人気分になっている二人なのです…

たかだかラウンド3か月目で…

・・・・

Kununura でのフルーツピッキングを止めて、次の場所に移動で~す。

Derby(ダービー)(10月12日~10月14日)

ここもなかなかの長距離移動。またも、グレハン、激寒! しまった~。

西洋人と日本人って体感温度相当違う。

ボアブの木(バオバブの木)が本当に増えてきました。

始めは、とっても珍しく、奇妙な形だし、そもそもアフリカでしか見れないものだと思っていたので(でも、アフリカに生えているものとは若干形が違う)、食い入るように眺めていました。

が、それも何時間も眺めていると、もはや当たり前になってきました。

プリズンボアブツリー

ここ Derby に来たのは、プリズン・ボアブ・ツリーという有名な巨大バオバブの木を見に来たのです。プリズンというだけに、昔この木の中に囚人を閉じ込めて、牢屋のようにして使っていたとか。

Derby の印象は、”ボアブの木の町”でした。

Derby の夕日

旅の途中、そこかしこで朝日(グレハンの朝便はとにかく早い!)や、夕日を幾度となく見てきました。

壮大なオーストラリアの景色の中で見る地平線沿いの太陽は、本当に美しいです。

しかし、旅も日を重ねるに従って、こんな素晴らしい景色にも、慣れてきてしまいます。

ラウンドを始めたころの感動屋さんの私はどこへ…(なれるの早すぎ!)

そんな私でも、時折気持ちを鷲づかみにされる景色に出会います。

私の人生の中で、こんなにも長い期間に渡って、大地の景色を(それこそ飽きるほど)見続けた事はありませんでした。

この先も、もうないんじゃないかなぁ…

私の人生の中で、とても貴重な時間です。

Broome(ブルーム)(10月14日~10月28日)

ついに Broome に到着しました。”ついに” と言うのも、我々がラウンドに出発する時に、「これは見たいでしょう!!」と目標としてきたものが、Broome の Staircase to the Moon (月への階段)です。

月への階段 ブルーム

これは自然現象の一つ。

満月で、干潮の時間帯が夕方の時、地平線から登る満月の光が干潟に映ると、一筋の月への階段のように見えるという、なんともロマンチックな現象なのです。

それが、ここ Broome で見られるのです。

満月になるのは、到着した日から12日後です。

満月までの間、Kununura でゲットし損ねた、フルーツピッキングの仕事を再度探してみることに。

すると、Broome 到着二日目で、宿の掲示板にマンゴーファームの求人発見!!

電話します。 ドキドキ…

マンゴーピッキングの仕事ゲット~!!

翌日から、Mango Farm でお仕事で~す。

この Mango Farm での滞在がことのほか楽しい体験となりました。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください!!

て、後ろ髪をひかれつつ Mango Farm での仕事を終え、いよいよ Staircase to the Moon (月への階段)見学です。ベストシーズンは、3~4月と8~9月と言われているので、10月はまぁ、ギリギリです。

のどかだった町にも、月への階段目当ての観光客も増えてきました。

日本人もたくさん見かけるようになりました。

この頃になると、大人数の日本人を見ると、少し避けたくなるような気持ちが沸き起こるようになりました。

一人旅をしている日本人には、「仲間見つけた~!!」とばかりに、引き寄せられるように話しかけ、楽しい瞬間を共有できた喜びを感じるのですが、大人数だと避けてしまいます。

どうしてでしょうか?

このラウンドの期間で、沢山の様々な国の旅人やローカルのオージーと交流を重ねてきました。

我々なりにバックパッカーとしての経験値を上げてきたつもりになっていたんでしょう。

日本人だけで固まって、盛り上がっているグループを見て、

「ちょっと違うなぁ~」なんて…

恥ずかしい~!! はたから見たら、まったく一緒だっつ~の!!

たかだかラウンド3か月の日本人二人連れです。

滑稽ですね~(笑)

そして、そうです。月への階段。

マンゴーファームの余韻が凄すぎて、少しどうでもよくなっている自分に気づく…(このために、Broome に来たんですけどね…)

夕暮れになってくると、どこからともなく人が海岸に集まってきます。気付いたころには、桟橋や海岸沿いは人でいっぱいです。

日が沈み、辺りが暗くなり、月が水平線から顔を出します。月が登るとともに、月光が干潟にどんどん伸びていき、月が水平線上に全体の姿を現すと、そこへ繋がる光の階段ができあがる…

景色もさることながら、この現象が完成するまで、瞬きもせずにず~っとみていたその時間が、私はいとおしく感じます。

Cable Beach

ここ Broome には、Cable Beach という素敵なビーチがあります。

波は程よくあり、サーフィンをしているオージーもいます。

ビーチに来ている人の数も Good!! (多過ぎず、少な過ぎず、ちょうどエエ!)

ラクダもいます。

ビーチは長~く続き、海で波と戯れ(翻弄されてただけのような…)、疲れたらビーチでゴロゴロ。

地球の歩き方で次の地点の予習をしつつ昼寝…

一日過ごせます。

絶対に忘れることのない場所 Broome !!

人との出会いに感謝です。

Broome → Exmouth(エクスマウス)(10月28日~10月29日)

グレハン(グレーハウンドバス)長時間移動です。

この移動に最中に、小さな事件勃発。ラウンド出だしにあったような大きな事件ではないですが…

一人のヤシの実を抱えた男性乗客(すでに怪しい)。運転手交代を兼ねたトイレストップ。出発時間に乗客が続々とバスに戻ってきます。そんな中、ヤシの実おじさん(勝手にネーミング)は、運転手の隣にべったり居座って、なかなか自分の席に着こうとしません。運転手が切れ気味に「席についてください!」言うと、「交代前の運転手が、前方の席に座っていいって言ったんだよ!!」とのこと。しかし、空いてる席はありません。

だだをこね続けるヤシの実おじさん。

はい、Police 登場です。

今回は、引きずり降ろされることはありませんでした。Police に説得され大人しくなったヤシの実おじさんは、自分の席に着き、バスは出発。

またもや、前方の席に座っていた私は、一部始終を至近距離で目撃!!(大げさ)

この程度では、もうアドレナリンは出なくなりました。

Exmouth (10月29日~11月1日)

Exmouth は、季節になるとジンベイザメが頻繁に近海に現れる町。ここでは、ジンベイザメと一緒に泳げるツアーも開催されています。

ジンベイザメ君とは、ワーホリ後半のカーリフトで西オーストラリア4人旅で、体験することになります。

詳しくは、こちらの記事で👇👇

このラウンドでは、Turquoise Bay(ターコイズベイ)でシュノーケリング。

我々の訪れた地点でいうと、Whiteheven Beach 以来の透明度の高さと白い砂浜~。ヘラヤガラや小さめのサメ、熱帯魚いろいろ~

Exmouth では、スキューバダイビングをするつもりできたのですが、日程や天候の兼ね合いですぐに潜れなかったため、”ここで待つよりは、先に進もう”ということに。

Western Australia (西オーストラリア州)は、ダイビングポイントが沢山ありますので、次の目的地の Coral Bay(コーラルベイ、ここもダイビングポイントあり)へ。

そして、我々のオーストラリアラウンドはいよいよ4ヶ月目に入ります。