新型コロナウィルスの終息が見え始め、世界各地への渡航、交流が徐々に元の状態にもどりつつあります。
さあ、準備をはじめましょう。

ワーホリで元看護師に沢山出会ったお話

エッセイ

ワーホリで元ナースと出会う確率

オーストラリア・カナダの二度のワーホリ経験で、沢山のワーホリ仲間ができました。

そしてある日気が付きました。

「元ナース、多くない?」

ワーホリ仲間の中でも、そこそこ深く付き合った友達(語学学校のクラスが同じで、プライベートでもよく遊んでいたとか、旅行に一緒に行ったとか、何かと行動を共にすることが多かった友達)がトータルで40人くらい(だいたいでスイマセン・・・しっかり数えたことがないもので・・・、もうちょっと少ないかも?)いた中で、元ナースは5人。

事務職とか営業職とか言ったざっくりしたくくりではなく完全なる専門職の元看護師が、ワーホリ仲間と言う限られた条件下で1割強を占める(完全な個人的なデータに基づいています)のは、なかなかの数だと思います。

 

ナースが身近にいると何かと心強い

普段一緒に遊んでいる時はほぼ忘れていますが、ひとたび自分が弱った時にはナースの友達はがぜん力を発揮してくれます。

オーストラリアのエアーズロックの旅の最中に知り合った元ナースは、風邪気味だった私に、

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これ飲んでみて。

とバックパックのポケットからさっと風邪薬を取り出し、勧めてくれました。

元看護師に勧められたお薬は、とても効きました(暗示にかかりやすいだけか?)。

体調の悪い時やケガをした時など、日本にいる時はためらわずに病院に行くことができますが、異国では医療費の事とか保険の事とかいろいろ考えてしまい、病院にいくのをためらいがちになってしまいます。

そんな時、身近にいた元ナースの友達はいろいろと助けてくれました。

友達は、飲み薬や塗り薬、なんだかよく効くお薬をいろいろ持っていました。

 

なぜワーホリに元看護師が多いのか

元看護師のワーホリ仲間に聞いてみました。

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なんでワーホリには元看護師が多いの?
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やっぱり復職が楽だからじゃない?

看護師の求人倍率は全国平均でここ数年2~3倍(看護師一人の求人に対して、病院2~3ヶ所の募集がある)の状態です。

昔から「看護師は売り手市場だ」と言われていますが、現在も尚その状況に大きな変化はないようです。

ここ数年一般職への求人倍率が1倍を切る(一人の求人に対して、募集企業が一社以下)状況の中、うらやましい限りです。

この様な状況のため、一旦仕事を辞めて行かなければならないワーホリへのハードルは、比較的容易に復職できる看護師にとっては一般職の人よりは低いのかもしれません。

 

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看護のお仕事

 

ワーホリで看護師の次に多かったのは美容師

私が出会ったワーホリ仲間の中で、元専門職で一番多かったのが看護師です。

次に多かったのは、美容師です。

彼らはその技術を生かし、ワーホリ先の国の美容院で働いている人も多くいました。

看護師は日本の免許では海外で看護師として働く事は出来ません。
しかし、美容師は特に免許も必要ではないので、海外で働くことが可能です。

海外で更に自分の技術を磨きつつ、お金も稼げて、海外体験もできる。

とても理想的です。

 

持つべきものは、手に職か

専門技術を持っている人は、一旦離職してもまたすぐに復職できるという利点があります。

それが、「やりたい事があったらやる。行きたい場所があったら行く。」というフットワークの軽さに繋がっているのではないでしょうか。

元看護師のワーホリ仲間の一人に、ワーホリに3度(ニュージーランド・オーストラリア・カナダ)行き、ついにはアメリカに移住した人がいます。

彼女は、一つの国のワーホリが終わると帰国して1年間ほどの看護師の仕事で資金を貯め、再び次のワーホリに出発。これを繰り返して各国を飛び回っていました。

復職が早く、高給なため資金も早く貯まる(その代わり、日本滞在中は馬車馬のように働いていました)。看護師の利点をフルに生かした旅人生だと思います。

ここで彼女についての余談を少し・・・

はたから見ると、看護師の利点を生かしてとても効率の良い旅人生を送っているなと思っていました。が、途中から彼女は一旦日本に帰国する事すら煩わしく感じるようになったようです。

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海外で看護師として働ければ、日本に帰る必要がなくなるじゃん。
旅してお金が無くなったら、その国で看護師でしばらく働いて資金貯ればそのまま旅続けられるじゃん。

そして、彼女はそれから数年後アメリカに渡り、看護師免許(ほとんどの英語圏の国で看護師として働くことができる)を取得し、夢を現実のものにしました。

並大抵の行動力ではありません。

3人分くらいの人生を生きてるなと思います。

 

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持つべきものは、自信です

では、手に職がない人がワーホリに行くのは無謀な事なのでしょうか。

いえいえ、全くそんなことはありません。

私も手に職など何もありませんが、2度ワーホリに行っています。

「何処にいても、何をしてでもなんとか生きていく」自信があれば、人は行動できます。

「私にはその自信がないのです。」とおっしゃる方は、少なくないでしょう。

でも、そういう方にこそ少しでも興味があればワーホリにチャレンジしてみて欲しいと思います。

不安な方は、ホームステイからで十分です。そして、その国での生活に少し慣れてきたら短い旅行に出てみるとか、少しづつ行動範囲を広げてみる。そうこうして1年間海外で生活して帰国した暁には、明らかに出発する前とは違うあなたになっているはずです。

「海外で1年間暮らせた!!」という経験は、あなたに大きな自信となって蓄積されていきます。

ワーホリには残念ながら年齢制限があります。

迷っている時間はそんなにはありません。

まずは一歩踏み出してみましょう。

 

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