カナダのトロントは実は英語を勉強するにはとても良い環境なのです
カナダのトロントってどんな所?

カナダというと聞いたことのある都市名は、どんなところがあるでしょうか?
バンクーバー、トロント、オタワ、カルガリー、モントリオール等、カナダに行ったことがなくても聞いたことのある都市名は、何個か出てきます。
ワーホリ(+ 観光ビザで延長)で1年半トロントに滞在した経験から、トロントに特化して簡単な解説と意外な(?)長所をお伝えしていきたいと思います。
トロントはカナダのビジネスの中心地
トロントは、カナダのビジネスの中心地です。
カナダを代表する大企業の本社が一手に集まる都市です。
カナダの経済の心臓と言っても過言ではないでしょう。
がしかし、首都ではありません。
首都は、オタワです。
ここで、カナダの人口のランキングを見てみましょう。
- トロント 約590万人
- モントリオール 約410万人
- バンクーバー 約246万人
- カルガリー 約139万人
- オタワ 約132万人
このように人口・経済両方の点において、トロントは他の都市と比べて頭一つ出ています。
トロントは、カナダ最大のビジネス都市なのです。
トロントは、手に負える都会
トロントの人口は、約590万人。
東京の人口は、約1386万人。
トロントの地下鉄地図は、こんな感じです。

もちろん、公共交通機関は他にもあります。
トロント市内を走る路面電車(ストリートカー)とバスがあります。
東京の地下鉄地図に比べたら、なんと分かりやすい事でしょう。
人口も東京の約1/2です。
カナダ最大の都市とは言え、何だかやっていけそうな自信が沸いてきます。
トロントは、人種のモザイク都市

トロントの街を歩いて、行き交う人々を観察していると気づくことがあります。
すれ違う人々が、とても多国籍でバラエティにとんでいます。
欧米系・中東系・南米系・アジア系・インド系・東南アジア系・・・
ここってカナダだよね?
と一瞬来る場所を間違えたかと思ってしまいます。
それもそのはず、トロントは国外で生まれた移民の数が世界で2番目に多い都市なのです。
故に、トロントは人種のモザイク都市とも呼ばれています。

そのため、トロントには数多くのエスニックタウン(同じ国の人がコミュニティを形成しているエリア)があります。
- アラビアン・タウン
- ブラジリアン・タウン
- チャイナ・タウン
- コリアン・タウン
- グリーク・タウン
- リトルイタリー
- インディアン・バザール
- ポルトガルヴィレッジ 等々
まだまだあります。
各エスニックタウンでは、それぞれ皆さん自国の文化を大切に守っています。
そして、各エスニックタウンのレストランでは、その国の人々が同じ国の人々のために作る本場の味を楽しむことが出来ます。
フェスティバルなども各コミュニティで行われ、カナダに居ながらにして、様々な国の文化に触れることが出来ます。
上手でない英語も聞いてくれる優しい街
トロントは、移民の数が世界で2番目に多い都市です。
それだけに、英語が母国語でない人が沢山生活しています。
街には、いろんななまりの英語が飛び交っています。
トロントの人々は、様々ななまりのある英語と共存しています。
よって、英語を学んでいる段階の人間にとっては、とても優しい環境なのです。
たとえ初級者の英語でも聞き取ろうとしてくれます。
英会話の上達には、学校での勉強のほかに OUTPUT(日常のおしゃべり)が不可欠です。
街でも、機会を見つけて沢山現地の人と会話をしたいものです。
そんなあなたをトロントの人々は、当たり前に受け入れてくれるでしょう。
英会話中級レベルの私が、現地のビジネスマンしか来ないようなコーヒーショップで9ヶ月も働けたのも、そんなトロント特有の環境があったからかもしれません。
先ほど、英会話の上達には OUTPUT が重要だと述べましたが、私の例を挙げさせていただきます。
1度目のオーストラリアワーホリと2度目のカナダワーホリの英会話上達度を比べると(あくまでも、自分の感覚に基づいたものですが)、圧倒的にカナダワーホリでの上達度の方が上回ります。
トロントのビジネスマンは、こんな話の相手になりそうもない私に、ちょいちょい話しかけてくれます。
始めは、何を言っているのか分からずヘラヘラしているだけでした。
が、そのうち何となく話のあらすじがわかるようになり、二言三言返せるようになってきます。
おかしな英語だと直してくれたりしたこともあります。

そんなやり取りを毎日繰り返すうちに、お客さんとのやり取りも上達していきました。
トロントのビジネスマンも私の英会話の先生だったかもしれません。
トロントには、こんな意外(?)な長所があります。
トロントの魅力が少しでも伝われば、幸いです。