新型コロナウィルスの終息が見え始め、世界各地への渡航、交流が徐々に元の状態にもどりつつあります。
さあ、準備をはじめましょう。

【海外滞在者向け】おすすめ月額基本料無料のip(050)電話

日本で準備する物

ip 電話とは、番号が 050から始まるインターネット回線を利用した電話番号です。

電話回線を利用した通常の電話からかけるよりも格段に安く国際電話をかけることが出来ます。

050から始まる ip 電話番号を取得しておけば、海外で使用するスマホにアプリをインストールするだけで、世界中のどこにいても取得した 050 番号で発着信が出来ます。

海外で ip 電話を使うメリット

通話料が断然お得!!

電話回線を使う一般電話の国際電話は、代表的な所で docomo が68円/分、softbank が78円/分、au が44円/分(それぞれ日本の固定電話からアメリカの固定電話へかけた場合)となかなかの高額です。

一方、インターネット回線を使う ip 電話でかける国際電話は、My 050 は4円/分、050 call は2円/分、SMARTalk は、16円/分(それぞれ ip 電話からアメリカの固定電話へかけた場合)となります。

違いは明らかです。

050番号同士では通話料金はかかりません!!

同じVolP 基盤を使っていれば、050番号同士ならどれだけ通話をしても料金はかかりません。

しかし、中には対象外の050番号もあるので、確認が必要です。

スマホ・PC で簡単に導入できる!!

スマホ・PC でアプリをインストールするだけで、簡単に番号取得から電話の使用まで簡単に導入する事が出来ます。特別な、手続きや機器をそろえる必要はありません。

アプリの対応している OS を事前に確認しておきましょう。

月額基本料が無料の ip 電話もある!!

通話料だけでも格安なのに、尚且つ月額基本料金まで無料の ip 電話もあります。

月額基本料金無料の ip 電話は、支払いがプリペイド方式のものもあり、使い過ぎを抑える事も出来ます。

海外で ip 電話を使うデメリット

通話品質にむらがある

ip 電話はインターネット回線をりようするため、ネット環境によって通話品質も左右されます。

インターネット回線にアクセスできないところでは電話をかけることはできませんし、インターネット回線にアクセスできてもネット環境が悪いと、音声が途切れがちになったり、遅延が生じたりします。

データ通信料は別途かかります

インターネット回線を使用するため、データ通信料は別途かかってきます。

通話品質の事を考えても、Wi-fi 環境下かデータ使い放題プランでの使用が推奨されます。

Wi-fi 環境下での使用なら、料金的にも通話品質的にも心配はありません。

緊急電話やフリーダイヤルにはかけられない

110番や119番と言った緊急電話、0120から始まるフリーダイヤルにはかけられない場合がほとんどです。

ip 電話の使い方

ここで ip 電話からの発信、ip 電話以外から ip 電話へのかけ方の解説です。

日本で取得した ip 電話(050番号)を日本以外の国(ここではアメリカ)で使う場合の解説です。

① 日本
(固定・携帯)
03-9999-9999
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
050-5800-0000
(番号そのまま)
アメリカ(ip電話)
050-5800-0000
② 日本
(固定・携帯)
03-9999-9999
⇐ ⇐ ⇐ ⇐
03-9999-9999
(番号そのまま)
アメリカ(ip電話)
050-5800-0000
③ アメリカ
(固定・携帯)
808-123-4567
⇒ ⇒ ⇒ ⇒
発信者のいる国の国際電話識別番号
+日本の国番号+先頭の0を除いた050番号
011-81-50-5800-0000
アメリカ(ip電話)
050-5800-0000
④ アメリカ
(固定・携帯)
808-123-4567
⇐ ⇐ ⇐ ⇐
日本の国際電話識別番号
+相手国(この場合アメリカ)の国番号
+相手先番号
010-1-808-123-4567
アメリカ(ip電話)
050-5800-0000

③、④の海外(この表だとアメリカ)にいる場合に日本以外の国(この表だとアメリカ)からの発着信がややこしく感じるかもしれませんが、日本で取得した050番号は ” 世界中どこにいても ip 電話だけは日本にいる時と同じだ " と考えると少し分かり易くなるかもしれません。

日本の国以外から ip 電話にかける場合、番号上は国際電話をかけているように思いますが、通話料はその国の国内通話料金のみです。

月額基本料無料のおすすめ ip 電話

家族や友達とのやり取りは、LINE や Skype を利用するという方も多いと思います。ですが、そんな方も LINE や Skype でやり取りの出来ない方とのために念のために050番号を持っておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、月額基本料が無料で、海外への通話料金が格安な ip 電話をピックアップして、ご紹介したいと思います。

月額基本料金が無料のものは、使わなかった時の安心感が違います。

My 050

My 050は、日本のブラステル株式会社が提供している ip 電話サービスです。

My 050の特徴

  • 月額基本料金 無料
  • 支払い プリペイド方式
  • 契約期間の縛りなし
  • 番号取得から1年間、チャージなし・有料通話なしの状態だと解約

Viber Out

楽天グループの Viber(バイバー)。LINE と機能はとても似ていますが、大きく違うところは課金制で ip 電話(050番号)の機能を持たせることが出来る点です。

Viber Out の特徴

  • 月額基本料金 無料
  • 支払い プリペイド方式
  • 契約期間の縛りなし
  • チャージした金額は180日間有効
  • Viber のユーザー同士なら、メッセージがLINEのようにやり取りできる

SMARTalk

楽天コミュニケーションズが提供する ip 電話サービスです。

SMRTalk の特徴

  • 月額基本料金 無料
  • 支払い クレジットカードによる後払い方式
  • 12ヶ月間利用料の請求がない場合、解約されることがある

 

【各社料金比較】

各社の ip 電話からアメリカ、カナダ、オーストラリア、日本にかけた場合の通話料金比較表です。

My 050 Viber Out SMARTalk
アメリカ
(円/分)
4円
(固定・携帯共に)
2円
(固定・携帯共に)
全て
16円
カナダ
(円/分)
4円
(固定・携帯共に)
1円
(固定・携帯共に)
オーストラリア
(円/分)
4円(固定)
22円(携帯)
2円(固定)
6円(携帯)
日本
(円/分)
9円(固定)
20円(携帯)
3円(固定)
11円(携帯)

電話をかけられる国は他にも多数あり、国によって通話料が変わってきますので、各社HPでご確認ください。

ip 電話申し込みの注意点

各社、番号取得の際に日本の電話番号が必要になりますので、番号は日本で取得してから出かけましょう。

まとめ

世界中ほとんどの場所で、発着信が出来る ip 電話をもっていると、いざというときの安心感が違います。

どこも格安な ip 電話ですが、ユーザーの使用する国や使い方によって最適なサービスは違ってきます。

各社の通話料などしっかりと比較して、選択していきたいものです。

LINE や Skype での通信に加え、誰にでも誰からでもかけられる ip 電話があれば大きな安心が得られるのではないでしょうか。