カナダワーホリでの仕事内容をご紹介 ー トロントのコーヒーショップにて
9ヶ月間のトロントでのコーヒーショップ勤務
2度目のワーホリでカナダのトロントに到着した後、2ヶ月間語学学校に通いました。
2度目だというのに、初心者のような地味な出だし。
がしかし、2度目だからこそこの出だしの良さに改めて気づかされました。
語学学校に通いながら友達を作り、交流の輪を広げつつ、ワーホリやその土地の情報を集めることができます。
詳しくは、こちら ⇊ ⇊
語学学校が終了した後、1ヶ月間仕事を探して、ようやくコーヒーショップのお仕事を見つけました。
職探しに1ヶ月もかかってしまった理由は、生意気にもえり好みをし、単にもたもたしていたからです。
友達には、到着2か月目くらいにはとっくに仕事を始めている子もいました。
自他ともに認める、スロースターターであります・・・
偶然野球場で知り合ったワーホリさんから情報を教えていただき、なんとか採用となりました。
今回は、私がカナダワーホリ4ヶ月目~12ヶ月(ワーホリ終了)まで、9ヶ月間勤務したトロントのコーヒーショップでの、お仕事内容をご紹介していこうと思います。
勤務したコーヒーショップの事業形態

突然ですが、トロントの冬はめっちゃくちゃ寒いんです。
日本の北海道の旭川とほぼ同じ緯度に位置し、冬場の気温はほとんどマイナス。
年間の最低気温は -20℃ を越えたりする年もあります。
トロントで初めて鼻毛が凍る感覚を味わいました。
冬場は、街は一面真っ白になります。
ワーホリで雪かきの仕事をしている友達もいました(肉体労働のためお給料高め)。
そんなトロントは、地下街が非常に発達しています。

その大きさは、なんと世界最大!!!
ギネスにも登録されています。
冬場、トロントの人々は雪のわんさか積もった地上よりも、暖房設備の整った地下街を利用します。
街の中心地はほぼ地下街で結ばれており、沢山の店舗が展開しています。

参照元:TorontoPATH
私の働いていたコーヒーショップは、トロントの地下街に数店舗を展開していました。
スタバのようなスタイルのお店です。
レジで、コーヒーのオーダー、陳列棚から好きな商品(サンドウィッチ類・ドリンク類)を持ってきて、精算。
テイクアウト、もしくはイートイン。
特徴的なのは、陳列棚にはサンドウィッチ類に並んで数種類のお寿司も販売していました。
故に、このお店では日本人ワーホリの女子を多くレジに採用していました。
客層は、トロントの中心地の地下街という事からも、ほとんどがビジネスマン。
午前のお仕事内容
私は午後勤務だったため、午前の仕事内容は一度ヘルプで入った時の記憶です。
午前の勤務は二人(ワーホリ)で切り盛りします。
7時オープン。
朝は基本のコーヒー・軽食販売に加え、モーニングベーグルセットの調理と販売があります。
ベーグルの種類は4種類、メニューは10種類くらい(うろ覚え)。
モーニングベーグルメニュー
ベーグル
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- プレーン
- セサミ
- ポピーシード
- チーズ
メニュー
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- ピーナツバター&イチゴジャム
- ピーナツバター&ブルーベリージャム
- クリームチーズ&スモークサーモン
- クリームチーズ&チキン 等々
※メニューはカスタマイズ可
朝食ベーグルメニューレシピはこちら ⇊ ⇊
お客様からコーヒーとベーグルのオーダーが入り、その場でベーグルを作ります。
朝のべーグルセットは人気があり、レジ前には常に列ができていました。
お客様はほかほかのベーグルと湯気の立つコーヒーを手に、頬張りながら職場へ向かいます。
朝は、レジ担当一人、ベーグル担当一人(Sちゃん)。
ベーグル担当のSちゃんは、矢継ぎ早にされるお客様の早口のオーダーを聞き分け、ベーグルを次々と調理しては、お客様に手渡し。
その仕事ぶりたるや、すさまじくもカッコイイのでした。
通勤時間帯が過ぎ、ベーグルタイムも終わると、次はランチサービスの準備です。
ランチの時間帯には、2種類のスープを日替わりで提供(セルフサービス)。
冷凍の業務用スープを寸胴鍋でランチの時間に合わせて、解凍・温め。
ランチタイムが終わるころに午後勤務担当と交代。
午後のお仕事内容
ここからは、午後勤務の私がしていた仕事内容です。
午後のお店は、午前のようにはごった返しませんので、一人で切り盛りします。
勤務時間は、午後1時~6時。
それでは、仕事内容のご紹介をさせて頂きます。
商 品 調 達
出勤して始めの仕事は、午前勤務の子が店にいる間に最寄りの大型店舗(厨房あり、ここで調理されたサンドウィッチ・お寿司類が各店舗の陳列棚に並ぶ)に巨大カートを押していき、商品の調達です。
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最寄りの大型店舗も同じく地下街にあります。
地下街は地上と違い建物や自然の景色がないので、立ち並ぶ店舗で道を覚えるしかありません。
来たばかりの土地の地下街で、巨大カートを一人で押して2店舗間を行き来するのは、慣れるまでは毎日ドキドキでした。

店に戻り、調達した商品を冷凍庫、陳列棚の所定の場所に並べる。
商品調達の仕事が終わると、午前勤務の子達は帰宅。
いらっしゃるお客様のレジ精算をしながら、以下の仕事をしていきます。
コーヒーの残量チェック
店に常に置いてあるコーヒーフレーバーは4種類。
各サーバーに水と豆をセットすれば、後は自動でサーバーが作ってくれます。
オーダーが入ると、店員はカップを所定の位置に置いてボタンを押すだけ。
コーヒーは全てブラックで提供し、ミルク・シュガー等はセルフサービス。
簡単です。
スタバのような、こじゃれたメニューは一切なし。
午後の時間帯は、お客様はちょこちょこいらっしゃる感じです。
店 舗 の 清 掃
お客様が途切れるすきを見計らって、ランチで使用した寸胴鍋の洗浄、店舗の清掃。
備 品 の 補 充
セルフサービスコーナーの備品補充。
そうこうしていると、閉店の時間が近づいてきます。
閉店間際は少しお店が忙しくなります。
仕事終わりの人々がコーヒーを買い求めるからです。
カナダ人には、通勤時のコーヒーはとても重要の様です。
5:30閉店
コーヒーサーバー の 洗 浄
4機のコーヒーサーバーを洗浄します。
午後 の 分 の 収入計算
レジで、午後分の収入トータルを出します。
サンドウィッチ類の在庫と午後収入合計をマネージャーに報告
陳列棚にあるサンドウィッチ・寿司類の在庫数と、午後の収入合計をマネージャーに報告します。
6時、お店に鍵をかけてお仕事終了です。

まとめ
私が、勤務したトロントのとあるコーヒーショップ。
お店の規模からいうと、コーヒーショップというよりはコーヒースタンド(売店)と言った方が、しっくりくるかもしれません。
お店に訪れるお客様は、ほとんどがビジネスマンです。
お店にあるコーヒーは4種類。
オーダーの入ったコーヒー(4種類なので、聞き取りも差ほど難しくありません)をカップに注ぎ、お客様が商品棚から持ってきた商品をレジで精算するのみ。
私の中級レベルの英語でもなんとかなりました。
ただ、午前のベーグルモーニングをこなすのはなかなかハードルが高いと・・・
しかし、ベーグル担当の S ちゃんいわく、

やってるうちに、慣れてきてこのスピードになったんだよ~。
必要に迫られて必死でやっていると、身につくのも早いということでしょうか。
私も初めのうちは訳が分からず、なんとか仕事をこなし、お客様やマネージャーとのやりとりを必死こいてやっている状態でした。
そんな毎日を繰り返すうちに、仕事も覚え、英語でのやり取りにもプラスαを加えられるようになっていきました。
英語を勉強中の人(ワーホリ・留学生等)が英語環境の中で仕事をすると、相当切羽詰まります。
しかし、この切羽詰まった環境こそが、英語上達のカギではないかと思います。
午後の仕事内容は、午前に比べると相当緩かったですが、店を一人で切り盛りしなければならないところに、なかなかの緊張感と責任感を感ぜずにはいられませんでした。

と、最初のうちはよく思いました。
しかし、日本人がこれだけ無条件に信用される理由には、今までに日本人がしてきた信頼されるに値する行動があったからだと思います。

私は、一度目オーストラリア・二度目カナダと2回のワーホリを経験しましたが、英会話のレベルは、断然カナダワーホリで上がりました。
このコーヒーショップでのお仕事のおかげと言っても、過言ではありません。
新しい世界に一歩踏み込んで、汗かいて頑張れば、得るものはきっとあると思います。
以上、カナダワーホリでのお仕事 ~トロントのコーヒーショップにて~ でした。