海外旅行中のスリ・置き引き・ひったくりから貴重品を守る!!
海外では、日本よりも頻繁に犯罪が起こります。
日本は、世界でも有数の安全な国の一つ。
世界平和度指数(GPI)でも世界ランキングは 6位 です。
そんな治安のよい国で育った日本人が、海外で犯罪の被害にあわずに滞在するには、犯罪に対する心構えが必要です。
日本人旅行者がよくあう被害
まずは、私の身の周りで起こった被害をご紹介いたします。
被害その1 置き引き①
場所は、スイスの首都 チューリッヒ。
友達は、とあるレストランで知り合いと食事をしていました。
その際、椅子の背もたれと自分の背中の間に貴重品の入ったバッグを置いていました。(荷物の置き場がない時はよくやりますね)
会話も盛り上がり、テーブルに肘を置き、前のめりに会話を楽しんでいました。
そうです、背中と荷物の間には幾分隙間が出来てしまっていました。
何気なく背中に手を持って行った所・・・
「ないっっ!!!」 「まさか!!」
しばらく辺りを探したそうですが・・・
置き引きにあってしまいました。
被害その2 置き引き②
場所は、オーストラリア中央部 マウントアイザ。
大型バックパックで一人ラウンド中の T 君は、バスターミナルでトイレに行きたくなりました。
トイレは、大型バックパックを背負ったまま入れるほど広くありませんでした。
彼は、トイレの入り口にバックパックを置き、用を済ませて出てきたところ・・・
跡形もなく、バックパック丸ごと置き引きにあってしまいました。
被害その3 スキミング被害
場所は、カナダのトロント。
友人は、ここ2~3ヶ月クレジットカードの引き落としが多いような気がしていたそうです。
そこで、クレジットカードの請求明細を調べたところ、身に覚えのない引き落としが数回にわたってあったそうです。
クレジット会社に問い合わせたところ・・・
スキミング被害にあっていたことが判明しました。
スキミング被害からカードを守る方法は・・・
このように身近で起こった被害でもわかるように、海外では犯罪は確実に日本よりも頻繁に起こります。
しかも身近なところで。
スリ・置き引き・ひったくりから貴重品を守る方法
街歩きの時などは、荷物は最小限にしてバッグをなるべくコンパクトにまとめることをお薦めします。
- 財布
- パスポート
- スマホ
- ガイドブック
- ハンカチ&ティッシュ
持ち物が多いとバッグも大きくなり、物を取り出すにもモサモサとカバンの中をまさぐったりして時間がかかってしまいます。
そんなモタモタした様子が、スリやひったくりを呼び寄せてしまいます。
スリや置き引き犯は、隙のある人を必死で探しています。
行動は努めてスマートに隙なくこなしましょう。
必要なものは、さっと取り出し、さっとしまう。
これが鉄則です。
続いてバッグの持ち方です。
開閉部分は体の前面にくるように身に着けましょう。
こんな感じです。
下の方にドロンとぶら下げるのではなく、胸のあたりにバッグがくるようにしましょう。
なるべく体にフィットする感じで。
特に人でごった返しているような所では、バッグの上に更に腕をかぶせるようにして歩けば、かなり防犯できます。
バッグは、ウェストバッグ(ウェストポーチ)がお勧めです。
中でもアウトドアブランドのウェストバッグは、上質な素材で頑丈に作られており、ベルトも太めなので、「ストラップを切られてバッグごと持ってかれた!!」なんて事にもなりにくいです。
アウトドアブランドとは言え、タウンユースでも活躍しそうなスタイリッシュなデザインがたくさんあります。
Karrimor(カリマー)VT hipbag R(VTヒップバッグR)

1946年創業のイギリスのアウトドアブランド。
Karrimor の語源は「Carry More=もっと運べる」。バックパックからポーチに至るまでカリマーの商品のタフさと機能性には定評があります。
VTヒップバッグRは、容量5.5リットルとウェストバッグとしてはたっぷりめ。
貴重品のほかにも、500mlのペットボトルくらいは入ってしまいます。
街ブラを長時間していると、途中で喉が渇いて買ったペットボトル等が手で持っているのが邪魔くさくなることはよくあります。
そんな時、スポッとバッグに入れられるととても楽です。
更に、この VTヒップバッグR の底面にはコンプレッション(荷物を留めるベルト)が付いており、折り畳み傘や薄手のアウター等取り付け可能です。
GREGORY(グレゴリー) テールランナー

グレゴリーは、アウトドアカジュアルブランドとして日本でもとても有名です。
テールランナーは、容量2.5リットル。
貴重品は十分に収納する事が出来ます。
コンパクトに体にフィットします。
そして、グレゴリーの特徴でもあるカラーバリエーションがこのテールランナーにも豊富に取り揃えられています。
お気に入りのカラーが必ず見つかりそうです。
「ウェストポーチはそこに貴重品が入っていることがまるわかりなので狙われやすい」等の意見もありますが、それはショルダーバッグでも同じです。
むしろウェストポーチは斜めがけにすれば荷室部分を胸のあたりにピタッとフィットさせて持つことが出来るので、防犯にはショルダーバッグよりも良いのでは、というのが個人的な意見です。
私は、オーストラリア・カナダの2回のワーキングホリデーの街歩きは、「ウェストポーチ胸のあたりで斜めがげスタイル」で通しましたが、一度も物を盗まれたことはありません。
まとめ
スリ・ひったくり・置き引きから貴重品を守るのに一番大事なのは、
「隙を見せない」
ということです。
常に自分の貴重品に意識を向けていれば、狙われることありません。
しっかり防犯意識を持ち、旅を楽しんでください。